2010年12月23日
アビーロードスタジオ前の横断歩道
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ビートルズのラストアルバムにして最高傑作「Abbey Road」。
そのジャケット写真に使われたアビーロードスタジオ前の横断歩道が、英国の歴史遺産に指定されたそう。スタジオ自体も今年2月に歴史遺産に指定されており、スタジオ売却話しも持ち上がっていただけにビートルズファンにとってはホッと一息といったところではないでしょうか。
ところでこのアルバム、当初はレコーディングエンジニアのジェッフ・エメリックが吸っていた煙草の銘柄にちなんで”Everest”というタイトルで製作が勧められ、ジャケット写真はエベレストの麓で撮影する予定であったという。
結局ヒマラヤまで撮影に行くのがイヤというメンバーの反対に合い、スタジオからチョッと出たところの横断歩道で撮影し、アルバムタイトルも通りの名前=アビーロードに落ち着いたそうな。結構安直に決まったジャケットとタイトルですが、エベレストじゃここまで名盤にならなかった気もします。
ちなみにこのアルバムが録音された事をきっかけに、スタジオもEMIスタジオからアビーロードスタジオに名称変更されています。アビーロードスタジオに関しては、Sam Toyoshima氏からいろいろな逸話を聞いておりますので、ときどきブログでご紹介して行くことにします。
ジャケットが撮影されたのは1969年8月8日。その後8月20日にレコーディングを終えたメンバー4人が曲順を決める為に再びアビーロードスタジオに集まったが、結果的に4人が揃ってスタジオに集まる最後の日となってしまった。さらにその2日後の1969年8月22日に行われたフォトセッションが4人で集まる本当に最後の日となるのでした・・・。
「ロンドン・アビーロードスタジオ」なんとも神聖な響き・・・行ってみたいです。皆さん行かれた事ありますか?
Toyoshimaさん、いつか連れてってくださいね。